オイルフリーベーン式真空ポンプと油封じベーン式真空ポンプの選び方

2種類のポンプの違いは排気速度そのものではなく、排気の清浄度とメンテナンス方法にあります。

オイルフリーベーン式真空ポンプの排気にはオイルミストが含まれず、オイル交換が不要で、廃油処理の問題もありません。クリーンルーム、食品・医薬品の生産ライン、電子・検査機器、そして設備内部に組み込まれメンテナンスがしにくい場所に適しています。その代わり、ベーンとポンプ室がドライ運転となるため、粉塵や腐食性媒体により敏感で、吸気フィルターを確実に設置する必要があります。

油封じベーン式真空ポンプは油膜によるシールと潤滑を行うため、微量の水分や軽度の粉塵を含む工况では耐久性がより高く、到達真空度も一般的に高くなります。ただし、定期的なオイル交換と廃油処理が必要で、排気側にはオイルミストセパレーターを設ける必要があり、メンテナンス作業量と運転コストはいずれも高くなります。

判断方法:まず清浄度の要件(排気にオイルミストが含まれるか)を確認し、次にメンテナンス条件(現場で定期的にオイル交換ができるか)を確認し、最後に媒体(粉塵、水分、腐食性)を確認します。3項目すべてが清浄性とメンテナンスフリーに傾く場合はオイルフリーを選択し、媒体が複雑でメンテナンス条件が整っている場合は油封じ式を選択できます。

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